およそ5年ぶりの連載再開後、話題沸騰中のむらかわみちお先生の「宇宙戦艦ヤマト2199」の連載は角川書店(現KADOKAWA)の「ニュータイプエース」Vol.7(2012年3月10日発売)から開始されました。(連載第1回の脱稿時についてのむらかわ先生のブログはこちら) 当時は「宇宙戦艦ヤマト2199」第1章の先行上映と同時期の連載開始だったこともあり、色彩設定などの詳細が未確定部分の確認等いろいろと大変だったようです。
![むらかわ先生ブログ記事画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/52565060-1433-4248-BD88-791A43A9BF03-867x1024.jpeg)
こちらの記事ではコミック第1巻(連載1回〜第4回)、第2巻分(連載第5回〜第10回)の全ページのネームを収録し、また、特典や雑誌用に描いたカラーイラスト、単行本未収録の扉絵も掲載という豪華内容が収録されている、ネーム集『RF reflections of YAMATO2199 volume.1』を紹介します。
![第1巻販売時書店特典画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/63E6364B-6BBB-4626-BBFD-85FD69E735CA-853x1024.jpeg)
『RF reflections of YAMATO2199 volume.1』はむらかわ先生のサークル「むらかわみちお党」の同人誌として2012年冬のコミケ83で販売されました。むらかわ先生の当時のブログ(楽只堂)を読むと刷り部数が少なく、コミケ用の部数は300部程だったそうなのですが、後日、コミックZINで販売すると何と!3分で売り切れてしまう等、大反響で(楽只堂記事)、むらかわ先生の嫌いな転売屋の対策も兼ねて再販することとなった話題の同人誌でした。
(↓現在、ZINでは購入出来ませんが駿河屋のサイトでは購入可能のようです)
![](https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/zhore83801.jpg)
表紙は格納庫に女の子座り?する山本玲、巻頭8ページはカラーページで他刊行物向けのイラストやコミック第1巻の書店特典のイラスト等が掲載されています。
![RFカラーページ画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/0F2BD550-219B-4CDE-BBD5-FF48B63067BA-1024x817.jpeg)
『本誌ではネームを原寸で収録し、且つ執筆時のエピソードや注釈などを加えている。』と冒頭にあるように、コミック2巻分の全ページに対応してむらかわ先生の注釈やエピソードが丁寧にコメントされています。
![RF森雪白黒ページ画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/756BD2A3-CE72-462E-A4BF-EC14A6C2805C-839x1024.jpeg)
例えば第1話、火星でのサーシャ登場シーンはこんな感じです。むらかわ先生の当時のエピソードが垣間見えますね。
![ネーム集第1回28ページ画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/7FAC8000-8CBF-4FFE-8E49-7B0F8ECF6B51-843x1024.jpeg)
ちなみに、コミックではこのようになりました。
![コミック1巻28ページ画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/BC1693BA-CF12-46C3-BE8E-224F2A891BB3-1024x768.png)
コミックでは掲載されていない連載時の表紙イラストはこのように掲載されています。
![第7話表紙イラスト画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/65415081-6168-4B09-82B4-34237000C560-736x1024.jpeg)
ちなみに、コミックエース掲載時はこのようにタイトル等が入っています。
![第2話表紙イラスト画像](https://www.danjarianimanga.com/wp-content/uploads/2023/03/89EC247F-C30D-467E-B374-A305CF421221-681x1024.jpeg)
各ページのむらかわ先生の注釈・エピソードは大変読み応えがあり、読後に再びコミックを読むと、違った感想を持つことは間違いないでしょう。このネーム集『RF reflections of YAMATO2199 volume.1』は、むらかわ先生の「宇宙戦艦ヤマト2199」ファンであれば、必読の書と言えるでしょう。
(続刊である、ネーム集『RF reflections of YAMATO2199 volume.2』、『RF reflections of YAMATO2199 volume.3』の紹介はまた後日)
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