「コミックパーク」サービス終了。そして、「サイクル野郎」を思い出す

サイクル野郎1巻表紙 コミック

「コミックパーク」がサービス終了

「コミックパーク」のサービスが2022年9月20日をもって終了するというお知らせが発表されました。「コミックパーク」は『さらば絶版!コミックを一冊からでもつくってお届け!』のキャッチコピーで既に絶版になってしまった作品や単行本化されていない作品等を個人の注文で書籍化するサービスを2002年からスタートし、絶版作品や入手困難な作品を1冊単位で注文出来る画期的なサービスで人気を博していましたが、最近では入手困難な作品の電子書籍化も一般化になり、売り上げが全盛期の5%以下に落ち込むようになったため、今回ついにサービスの終了となってしまったそうです。

「コミックパーク」の取り扱った作品の中で最も人気のあった作品のひとつが荘司としお先生の「サイクル野郎」と言われています。実は自分も以前「コミックパーク」で「サイクル野郎」を久々に再読した読書のひとりでした。今回は「コミックパーク」の今までのサービスに感謝の意も込めて「サイクル野郎」を紹介します。

サイクル野郎サイト表紙
コミックパークにはサイクル野郎専用ページも!

サイクル野郎

「サイクル野郎」は昭和46(1971)年から昭和54(1979)年まで少年画報社が発行していた少年キングで連載されていました。

物語は高校入試を失敗した丸井自転車商会の次男坊の丸井輪太郎が中学卒業後、自転車で日本一周の旅に出発し、道中の日本各地でいろいろな人たちと出会ったり、さまざまな事件に巻き込まれながらも人間的に大きく成長し、無事に日本一周を成し遂げるというあらすじです。

8年間も当時では長期連載された物語をたった数行のあらすじでまとめてしまいましたが、中身は非常に濃く、一緒に自転車旅行をする幼馴染の矢野陣太郎との友情、日本一周中に出会い友人になる自転車仲間達、また、輪太郎達は金欠になった際には現地で短期アルバイトをするのですが、そこで起こる様々な出来事等が描かれています。

連載当時は漫画主人公達のように実際に自転車で日本一周や北海道一周等をする人達も多く、彼等が泊まるユースホステルやキャンプの様子の描写は非常にリアリティがありました。また、「サイクル野郎」を読んで、実際に自転車旅行をするようになったサイクリストも生まれ、当時の大変多くの若者に影響を与えた作品だったのです。

荘司としお先生

荘司としお先生は昭和16(1941)年生まれです。昭和35(1960)年、集英社の「おもしろブック」主催の漫画コンテストで佳作入賞後、長崎から上京し、貝塚ひろし先生のアシスタントを経て昭和46(1971)年ヒット作「サイクル野郎」のヒット作を発表しました。

現在は漫画家を引退してしまったようですが、コミックパークのサイトには「サイクル野郎」復刊時の荘司先生のコメント(2002年)が載っていました。若い人達が今「サイクル野郎」を読むとどのような感想を持つのか興味深いですね。

荘司先生コメント

個人的なことですが、まだ「サイクル野郎」が連載中、自分が小学生の頃にファンレターを荘司先生に送ったことがあるのですが、当時、子供の読者だった自分に荘司先生は輪太郎の絵が描かれたお返事のハガキを送ってくださいました。(今回の記事のため、お返事のハガキを探してみたのですが残念ながら発見出来ませんでした。涙)当時は掲載雑誌の隅にファンレターの送り先として漫画家さんの住所が載っていたことも懐かしい思い出です。

「コミックパーク」サービス終了後は

9月20日の正午までは「コミックパーク」のサービス利用することで紙媒体の「サイクル野郎」が読む事が出来ますが、それ以降は電子書籍のみでの取扱いとなってしまいます。

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