アニメ雑誌

ヤマトクルーは旧作の「宇宙戦艦ヤマト」の公式ファンクラブであった「宇宙戦艦ヤマト・ファンクラブ本部」で発行された「宇宙戦艦ヤマトFAN CLUB MAGAGINE 」の趣旨を引継ぎ、「宇宙戦艦ヤマト2199」に関する情報を届けるプレミアム会員サービスの会報誌『宇宙戦艦ヤマトファンクラブマガジン 航海日誌』を2012年より年4回、2018年からは「宇宙戦艦ヤマトマガジン」として会報誌を発行しています。

今回はアニメージュ創刊前のアニメージュの起源とも言える「アニメージュ0(ゼロ)」の時期の刊行物をご紹介したいと思います。

全国各地で順次開催されている「アニメージュとジブリ展」が9月17日より福島会場で始まりました。この展覧会は「一冊の雑誌からジブリは始まった』とあるようにジブリの歴史を雑誌「アニメージュ」と共に振り返っていますが、この記事では当時の一読者だったことを踏まえ、まだジブリが設立されていない時期であるアニメージュが創刊した昭和53(1978)年、昭和54(1979)年頃のアニメージュを個人的に振り返ってみました。

「ルパン三世カリオストロの城　大事典」は昭和57(1982)年8月1日にラポートより発行されているのですが、カリオストロの城は昭和54(1979)年12月に上映されていますので、上映から2年を過ぎての発行となっています。内容は書名に大事典とあるようにメインキャラクター等の説明やカリオストロ全体図、カリオストロ公国概略が事典のように記述されているのですが、アニメックの編集によるムックであることより、マニア心をくすぐる文体で書かれていると共に、故吾妻ひでお氏による吾妻ひでお風カリオストロの城キャラクター折り込みピンナップ(カリオストロ伯爵の顔がまさにロリコン伯爵！笑)が付いていたり、出渕祐氏による書き下ろしの扉絵などもありマニア向けのサービスが満載です。

機動戦ガンダム人気の火付け雑誌として、ガンダム特集パート2のアニメック第8号。

ガンダムブームの火付け役となったアニメックが初めて特集を組んだアニメック第6号。 当時の万人ウケする人気アニメを特集せず、編集部が本当に面白いと思うアニメ作品を特集するアニメックが前号の第5号の「宝島」特集に続き、特集したのが放送開始早々の機動戦士ガンダムでした。

当時、お小遣いの少ない自分にとって、初めて購入したアニメージュ(テレビランド除)は創刊号から半年程経ってからのこのアニメージュ昭和54年3月号でした。